頑張れない人

「強く願えばどんな願いだって叶う」スマートな言葉じゃないけどあちきの信条と言ったところだ。最近存在を忘れていたのだけど…… いや、宗教の話とかではないよ、そうさな「夢見れば夢も夢じゃない」あたりになるのかな? その昔小林弘利という作家がいて(いや今でも映画方面で活躍されているけど)、この人が書く小説?にハマっていたのだけど、この人の小説はみな「強く願えばどんな願いだって叶う」っていうテーマが底にあった。これに感化されたのか、同調したかは不明だけど以来信条としている。 信条である「強く願えばどんな願いだって叶う」は事実だと思っているし、実際あちきが独学でピアノをそこそこ弾けるようになったのもこの信条を信条にする一因となっている。 さて「強く願えば……」と書いたけど、実際はピアノが弾けるようになりたいとか、上手くなりたいとか強く願ったことはない。なんか弾くことを続けているうちに弾けるようになったのだ。そりゃ初めは人差し指1本でオタマジャクシと格闘するわけで、かなりの忍耐が求められるのだけど、独学の良いところで、やめたくなったらやめて、やりたいときにやっていた結果、できるようになったのだ。自身にとって頑張ったって感覚がないわけ。 ちょっとウソになるか…… 指が思った通りに動かなくて、おんなじ箇所をそりゃ何べんも繰り返し練習し頑張ったけど、それだって願いをかなえるための方法なのだから、願いが叶ってしまえは良い思いでなのである。 で、ここからが本題。 願いをかなえられた(まだまだ修行の身なんだけどね)あちきが特別な人かというとぜんぜんそんなことはない。一般などころか、一般にさえ劣るような身だ。願いを叶えるために特殊なことをしたこといえば全然そんなことはない。ただただピアノをいじっていただけだ。 こんなあちきでもピアノをそこそこ弾けるようになったのだから、だれでもピアノが弾けるようになるに違いないと思うのだ。もちろんピアノに日常的に触れられる環境があってこそだとは思うけど。まぁそれだって強く願えば……で、そういった環境構築だってそんなに難しい話じゃないと思うけど。 でも現実社会でピアノが弾ける人って、まぁ石を投げればあたるくらいはいるとは思うけど(とくに女性)、そんなにいないと思うんだ。(どっちだい!) 願ったけどそんなに強い願いでなくやめてしまったとか、そもそも願ってないとか。 願ってないといっても、西田敏行の歌ではないけど、上手く弾けたらいいのにな〜 面白いだろうなぁ〜 なんて漠然と考えたことがある人は多いはず。 なにが言いたいかというと夢見て頑張れた人の数と、頑張れなかった人の数を比べた際に、頑張れなかった人の数の方が圧倒的に多いってこと。頑張れない人の方が普通だってこと。 人は普通頑張れない人なのだ。 おお、なんか引用のないエントリを始めて書いた気がする……